オカムラK-model。ADHD&自閉症の娘の学習机は【机もイスも高さ調節】で不器用でも使いやすいにこだわった

発達障害がある娘にぴったりだったオカムラKmodelの学習机 娘の発達
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娘のために学習机を購入したのは、小学校に入学する3か月前の冬です。

ADHD不注意優勢と自閉症スペクトラムを抱え、集中しにくく不器用な娘。学習机を購入するにあたって私たち親が重視したのは、

  • イスも天板も、高さ調節ができること
  • イスがやたらに動かないこと
  • 机の奥に、収納棚がないこと

というポイントでした。

そして購入を決めた机が、学習机「オカムラK-model」です。

この机は、本当に素晴らしい学習机でした。使うほどに、発達に偏りがある子どもにだけではなく、すべての子どもたちの学習についてよく考えられた机だと実感しています。

今回は、娘に購入した学習机「オカムラK-model」の詳細と、今現在までの使いこなし方について、まとめてみたいと思います。

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娘のために、どんな机とイスを買ったの?

私と夫は、大手の家具チェーン店に行って実際に娘に座らせてみてから、購入する学習机を決めました。

メーカーは、シンプルで品質の良いオカムラ製のものにしました。本当は私は、「天然木で無垢材のおしゃれな机」にあこがれていたんですが…。娘が使いやすくないと、どうしようもありません。

娘のスペック

保育園の年長クラスになっても、加配の先生にサポートしていただいて、ついていくのがやっとだった娘。娘が日常生活で困っていた部分は、以下のようなことです。

気が散る

とにかく気が散る。集中できない。

やることなすこと、秒単位で次々に新しいことに気持ちが移ってしまい、着替えも歯磨きも完遂できない娘でした。短期記憶(ワーキングメモリ)に著しく弱い部分があったことが、原因だと思われます。

協調運動障害

赤ちゃんのころから寝返りができなかったり、しゃがんでいられずすぐにしりもちをついたり。転んだりぶつけたり、身体の運動がとても不器用な娘でした。

協調運動の発達にも、問題を抱えていたのです。

体幹も弱く、体力もなく、療育では「座っていることすら、この子にとっては大変な努力をしていることなんですよ」と指摘されていました。

不器用

こちらも協調運動障害から来ているものですが、粗大運動だけでなく、微細運動にも大きな問題を抱えていた娘。

とにかく不器用で、やることなすこと危なっかしい状態でした。

ハサミもお箸も、いくら練習させても上手に使えませんでした。小学校高学年になった現在でも、牛乳は上手に注げないし、ペットボトルのふたも開けられません。

片づけられない

これも、不器用と気が散ることが原因だと思いますが、片づけることもとても苦手でした。

片づけていること自体を忘れる、おもちゃ箱におもちゃを上手にしまえない…。ほとんどすべてのモノの管理を、親がやってやらざるを得ない状態でした。

購入した机の特徴

我が家で購入したのは、オカムラ製の、スタディデスクシリーズ865KLEです。「百マス計算」などの陰山メソッドを提唱した陰山英男先生が監修している、K-modelの学習机です。

机の天板の、高さ調節ができる

この机は、机の天板の高さを5段階で調節できます。使う子供の身長に、きめ細かく合わせることができます。これは、夫がかなりこだわって評価していた機能でした。

オカムラKmodel学習机のよこにひっかけ収納できるように設置した突っ張りハンガーポール

オカムラKmodelの学習机。机の横は、ひっかけ収納でいっぱい

天板サイズは、幅110×奥行き50で、リビングに置きやすいサイズ感

この机は、リビングダイニングに置きやすいサイズ感の机でした。陰山メソッドの「リビング学習」に沿うように作られているのです。

娘は気が散って、とても1人で学習できる状況になく、また極度のさびしがり・怖がりなので、リビングダイニング以外では学習できなさそうでした。ですので、「学習机がリビングダイニングに置ける」ということも、私たちは重要視していました。

机の奥に、収納がない

この机には、机の奥に本棚などのそなえつけの収納がありません。これも、高評価のポイントでした。すっきり見えるし、娘の気が散りにくいからです。(これについては後述しています)

収納を確保するために、同シリーズのサイドシェルフと、上置き棚をオプション追加で購入しました。

天板下は、引き出しではなくA4サイズの空間になっている

机の下は、引き出しではなく薄い空間になっています。A4サイズの空間が2つ、A3サイズの空間が1つです。

これは、しまうものに合わせて自由度が高いです。プリントから、作りかけのパズルから、描きかけの絵から、何でも放り込めます。しまうものに合わせて柔軟に対応できるのです。

購入したイスの特徴

購入したイスは、オカムラ製の、スタディデスクシリーズのイス865SCFです。もう廃番のようです。

近いかたちのイスが、こちらでした。

剤面と背板が高さ調整できる、発達障害の娘に合わせたイス

座面と背板が高さ調節できるイス

座面と背板が、高さ調節できる

このイスは、子供の身長に合わせて、座面と背板が5段階で高さ調節できます。イスも机も高さ調節できるので、子供の身長にぴったり合わせられます。

イスの足には、前後にのみ動くキャスター付き

K-modelでは、座り心地のよい回転イスがセットで紹介されていましたが、我が家ではこちらの椅子と組み合わせました。

このイスは、立ち座りのときの前後の方向にしか動かないキャスターがついています。そしてこのキャスターには、座ると自動でストッパーが効く機能がついています。

発達障害の子に、机を購入するときの注意点は?

学習机は、よい品質のものを選ぶと、それなりにお金がかかるものです。そして、そうそう買い替えるものではないので、10年以上使用することになります。

娘にとって、本当に良い買い物にするために、私たちが気を付けたポイントについてまとめました。

実際の店舗に、子どもを連れて行って、観察しよう!

手触り、頑丈さ、子どもの好み、引き出しなどの使いやすさ…。

実際の家具店舗に子ども本人を連れて行って、いろいろ座らせてみたり使わせてみたりすることで、「どんな机が子どもに合っているか」を観察できます。

私は、ためしに座ってみた回転イスから、いきなり落ちちゃった…。

こと発達に偏りがある子どもに関しては、「机の天板が、触ったら冷たい」などの感覚過敏を訴えたり、モノの扱いが乱暴で引き出しなどを壊したりするので、子どもの様子をよく観察した方がよいと思います。

発達外来の先生に相談しよう!

娘は「気が散る」「不器用」などなど、難しい特性をいくつも持っていたので、選ぶときの注意点について、店舗に出向く前に発達外来の先生に相談しました。そして、

  • 回転イスは、危険なので避けた方がいい
  • 気が散らないように、キャラクターものは避けた方がいい
  • 急いで買わなくても、じっくり娘ちゃんの様子を見てでもいい

と、ご助言をいただきました。

机もイスも、高さ調整できる!そのメリット

娘の学習机「K-model」は、机もイスも高さ調節できるタイプです。

これが、娘にとっては大きなメリットになりました。いや、発達障害の子どもにかぎらず、すべての子どもにメリットになるのではないかと思います。

座りたいときに、さっと座れる

子どもの身長に合わせて、こまかく高さが調節できる机。だから、子どもが思い立ったら、さっと座れるこれは、すべてのことに気が散る娘には、ものすごいメリットでした。

娘

はあ…宿題しなくちゃな…

娘

ちょっと、絵を描こうかな!

と思ったら、気が散ることなく、さっと座ってとりかかれるのです。モチベーションを持続するのが難しい子どもには、

娘

思い立ったらすぐできる!

ことはとても重要なのです。

イスだけ高くしたり、踏み台を使ったりすればいいのでは?

天板が動かなくても、イスだけ高さ調節できればいいのでは?

イスを高くして、登って座ればいいじゃないの。

と思われるかもしれません。

しかし、こと発達障害の子に関しては、登らないでも座れる」ことはとてもメリットになります。

例えば、体幹が弱く、協調運動に問題を抱えている娘。正直、高いイスによじ登るのも一苦労です。多動傾向の子なら、よじ登ること自体が楽しくなってしまってヒートアップしてしまったり…。

どちらにせよ、発達に偏りがある子どもは、「座って勉強する」段までたどり着けなかったりするのです。

よい姿勢が楽に保持できるので、集中できる時間が伸びる

身長にあった机とイスは、良い姿勢が楽に保持できます「座ること」自体に気を遣わなくてよくなるので、勉強に集中しやすくなります。

座っていること自体が疲れてしまう、体幹の弱い娘。でも、身長にあった机とイスなら、楽に座ることができるのです。

娘

この机とイスのおかげで、絵を描くことや工作が、思いっきり楽しめるようになったよ!

イスは前後にしか動かない。そのメリット

イスはクルクル回るタイプではなく、前後にしか動かないタイプを選びました。

横に身体を向けにくいのですが、これも、娘にとっては大きなメリットでした。

動かしにくいイスは、落ち着いて座っていられる

お医者さんに診察してもらうときも、回るイスで遊んでしまい、落ち着かない娘。小学校高学年になった今でも、たまにそんな姿を見せます(おおかた我慢できるようになりましたが)。

けれど、このイスならば、座るとしっかりと安定します。横を向きにくいぶん、視線があちこちに飛ばず、気が散りにくいのです。

もっと年齢が上がって、落ち着いて勉強できるときが来たら、イスだけ回るものに新しく買い替えたっていいのです。まあ、娘にそんな日が来るかは、分かりませんが…。

体幹が弱い娘でも、倒れず座りやすい

体幹が弱く、家具店舗で試しに座った回転イスから落っこちてしまった娘。しかしこのイスは、座面にもわずかに傾斜がかかっていて、楽に座ることができます。

高さ調節のおかげで、足もぶらぶらせずにしっかり床につけることができて、良い姿勢が取りやすいのです。

良い姿勢が取れるおかげで、協調運動にまでも良い影響がありました。

娘

この机なら、鉛筆も持ちやすいし、字も絵も描きやすい!

重みがかかると自動でストッパーが効く、特殊なキャスター

常識も危機感も、怪しい娘。こちらが思いもつかないことをすることも、よくあります。当然、新1年生のころは、動くイスの上に立ち上がったりもしていました…。

みどり
みどり

動くイスの上に立ったら危ない!動くイスに立たないで!

と、何度も叱ったことがあります。

そんなとき、娘のイスの特殊なキャスターが、威力を発揮。体重がかかった時だけ自動で効く、特殊なストッパーがついているのです。

うっかり椅子の上に立ってしまっても、イスが動かず安定しているので、転落事故のリスクが少ないのです。

上置き棚とサイドシェルフ(本棚)は机の横に設置。そのメリット

学習机K-modelは、棚や引き出しなどのオプションも充実していました。我が家では、サイドシェルフと上置き棚(廃番になっています)を、オプションで追加しました。

この机には、収納棚は作りつけてありません。サイドシェルフも上置き棚も、机の横に設置するものです。この「収納棚を、前ではなく横に設置できる」ということが、娘にとってはメリットになりました。

目の前は何もないので、気が散りにくい!

一昔前の学習机は、天板の奥が本棚になっているタイプがほとんどでした。

しかしこれが、娘にとってはとにかく気が散るのです。視線の先に、色やら文字やらが並んでいると、それだけで気が散り、宿題ができないのです。

目線の先に何もない。それだけで、本当に気が散りにくくなるのです。

横に手を伸ばせば使えるので、出しやすく片づけやすい

娘は、「片づけられない女の子」です。

それを少しでも工夫して片付けやすくするために、我が家では「1アクションでお片付け」できるように、モノの定位置を工夫しています。

この机は、天板の左右に棚があるので、本も筆記用具もゴミも1アクションで片づけやすいのです。

 

机のサイドシェルフには1アクションで片づけやすい

左手側は本棚になっていて、本やゲームをしまいやすい。充電も出来ます。

机の横に設置して捨てやすくしたゴミ箱

机のわきのゴミ箱。捨てやすい。

リビング学習のため、奥行きはスリムに。そのメリットとデメリット

陰山メソッドでも提唱されている、リビング学習。これは多くの子どもたちにとって効果があるものですが、ことに発達に偏りがある娘に関しては、素晴らしいメソッドだと思います。

そんなリビング学習を想定して作られたK-model。その使用感や大きなメリット、若干のデメリットについて、まとめてみました。

メリット:場所をとらないサイズ感で、リビングに置きやすい

娘の学習机は、奥行きが50㎝のスリムタイプです。K-modelは、「リビング学習」をメソッドとして提唱している陰山先生の監修なので、リビングダイニングに置きやすいサイズ感です。

これは、本当にリビングダイニングで邪魔にならない、子どもも教材を広げやすい、とても良いサイズでした。

横幅は、110cmと140cmとありましたが、110cmでも特に困るサイズではないです。

幅110cmの机の天板に上置き棚を設置すると、実際に学習に使える幅は、90cmほど。教科書とノートを広げ、筆箱も広げるためには、ちょうどよいサイズです。

もっとも夫は、

140cmの方がゆったりとしてるよ。

工作や絵画なんかの夏休み宿題をするのには、机が広いとさらに良いと思うけどな~。

とグレードアップしたそうでした。

メリット:適度な奥行きで、子どもの腕の長さでも使いこなせる

奥行きが広い机は、小学校低学年の子どもだと、奥まで手が届きにくく、使いこなせない部分も出てきます。

その点、K-modelの奥行き50cmというサイズは、本当に適度な奥行きです。机の奥まで手を伸ばさなくても、使いこなしやすいです。

机を壁にくっつけて設置すれば、机の奥に鉛筆を落とすこともありません。(不器用な娘は、それでも机の手前から鉛筆を落としてしまいますが…。)

デメリット:机の奥に、パソコンのモニターが置けない

小学校3年生になって、初めて出てきたデメリットですが、「机の奥に、パソコンのモニターが置けないことに、ハタと困りました。

娘の興味が、インターネットの世界へ

当時、マインクラフトやYouTube、ゆっくり動画作成などにたいへんな興味を持った娘。

発達のためには、娘の興味関心は、できるだけ掘り下げてやりたい。その一念で、思い切って娘に、性能重視のデスクトップ型ゲーミングパソコン(高かったので中古ですが)を買ってやりました。

モニターもパソコン本体も、大きすぎて机にのらない…

早速机に設置しようとしたのですが、とにかく大きなモニターと本体で、載せられません。

載せたら、勉強もお絵描きも出来ません。奥行きもスリムなので、そもそもモニターが目に近くなりすぎます。

夫は、

パソコンデスクも買えば?

などと言っていましたが、我が家は普通サイズの家なので、リビングダイニングに机を2つ置くことも厳しい…。それに、娘が使いやすく、いつも座っているこの机で、パソコンも楽しめるようにしてやりたい、とも思いました。

机の奥に、同じ高さのスチールラックを置いて対応

考えた挙句、

奥行き20センチのスチールラックを机の奥において、そこにモニターと本体を置く

という方法で、解決しました。

我が家で購入したスチールラックは、実はキッチン用でした。

が、ルミナスのスチールラックは本当に頑丈です。デスクトップ型ゲーミングパソコンを載せてもびくともしません。さすが高品質のルミナス。デスク周りにも違和感なく使用できました。

これなら、机の天板は、普段は学習やお絵かき、工作に使えます。

パソコンを見るときには、パソコンの電源をつけて、キーボードとマウスを引っ張り出せばOKです。パソコンを使うために、宿題なども片付けることになるので、机も散らかりにくいです

スチールラックなら、ほこりもたまりにくく、熱も放出しやすいので、電化製品にはうってつけです。

机の奥に設置した、薄型スチールラック

机の奥、グレーの部分がスチールラック。サイズ展開も豊富でちょうどよい。

娘が、居心地の良い机で、あたたかく優しい思い出を刻んでほしい

娘の学習机は、以前同居で私が介護していて、今はホームに入居している夫の祖母が、

私が死んだ後も、この机を見るたびに、娘ちゃんに私のことを思い出してほしい。私を忘れないでほしいのよ」

と言って、購入費用を出してくれた思い出深い机です。

ひいおばあちゃんが思いを込めて買ってくれた机は、今では娘の心地よい居場所の1つです。いつも、ここで宿題をし、絵を描き、インターネットを楽しむ、娘の憩いの空間です。

おばあちゃん、本当にありがとう。

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