凸凹!発達検査を受けた3歳息子の特徴と検査結果【新版K式での境界域】

k式発達検査を受けたら境界域だった発達障害の息子 息子の発達
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療育園に入園し、母子通園療育を開始して3か月後。息子は、発達の傾向を知るために「新版K式」という発達検査を受けました。

発達検査については、娘も数年前から、発達検査→知能検査と何度も受けてきています。なので私は「検査を受ける意味」も「検査から読み取れること」も、ある程度理解していました。

それでも、出てきた指数は、なかなかに、

みどり
みどり

これから将来、困難が予想される…

という数値で、私はそれなりに落ち込みました。

今回は、3歳半の息子の発達検査で分かった息子の発達の傾向と、今後の療育に向けた思いをまとめていきたいと思います。

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3歳の息子が受けた発達検査「新版K式」

息子が受けた「新版K式」という発達検査は、赤ちゃんから幼児期、学童期によく使われる検査です。知能検査とは違い、発達障害の確定診断に使うことはできません。

発達の各領域における遅れ、バランスを見ることで、その子の現在の発達の状態や、その子の発達の傾向をとらえることができます。

領域別には、

  • 姿勢・運動→身体の機能の発達や運動能力
  • 認知・適応→目で見て理解したり、まねをしたりする力
  • 言語・社会性→言葉の知識やコミュニケーション能力

をとらえることができます。

こちらのウェブサイトで、詳細が詳しく紹介されています。

参照元;教育相談情報提供システム アセスメントについて 発達検査
独立行政法人国立特別支援教育総合研究所(最終閲覧日:2018年12月26日)

発達検査を受けた3歳半ころの息子の特徴

発達検査を受けた、3歳半ころの息子の特徴を、以下にまとめました。

言語面

とにかく、オウム返し

3歳前ころから始まったオウム返しは、この検査のころにピークを迎えていました。

  • 「息子くんは、何歳?」
    息子
    息子

    なんさい。

    (語尾は下がり、あたかも答えている風に)

  • 「パパは、どこに行ったの?」
    息子
    息子

    どこにいったの。

    (同上…)

といった調子です。「3」という数字も、「会社」という単語も知っているのに、こちらが話しかけるとオウム返しすることがほとんどでした。

独り言(YouTubeなどのコンテンツのコピー)

上に年の離れた姉がいるためか、息子は早くからYouTubeを覚えてしまい、教育コンテンツや電車・重機のコンテンツなどをよく見ていました。

そして遊んでいるときに、

息子
息子

〇△□〇△□……

と独り言を言いながらミニカーなどを動かして遊んでいます。その独り言は、YouTubeの息子の好きな場面の「完全コピー」なのです。そのコピーのあまりの完璧さに、

みどり
みどり

YouTubeは、コミュニケーション能力に良くない影響があるかもしれない…

と、根拠もありませんが空恐ろしくなったので、見る時間などはある程度制限をかけました。それでも息子は、自分の気に入ったコンテンツはどんどん覚えていきました。

話しかけても無視する

質問をした時の息子の反応は、

  • 「牛乳いる?」などの簡単な質問には、
    息子
    息子

    うん。

    と答える

  • ちょっと難しい質問には、
    息子
    息子

    〇△□。

    オウム返し

  • さらに質問すると、
    息子
    息子

    ……。

    無視。どこかへ行ってしまう

という感じで、オウム返ししないときは無視でした。あたかもそこで、ママが質問などしなかった、という態度です。

数字とひらがなは読める(勝手に覚える)

息子は教えてもいないのに、YouTubeやアプリで数字やひらがなを勝手に覚えてしまいました。

療育園に行っても、カレンダーを見て、

息子
息子

9、10、11、12!

などと数字を読んで、喜んでいます。買い物に連れていっても、レジ上のレジ番号を、

息子
息子

5、6、7、8…

と指さしながら読んでいます。私には話しかけません。

読めないよりは読める方がいいのですが、その特徴は「いかにも自閉症」という感じで、息子の今後のことを思うと、私は微妙な気持ちでした。数字ばかり読んでいても良くないかと思って、買い物のときには、

みどり
みどり

人参あったね~。

キノコ買おうね~。

と、私はやたらに息子に話しかけていました。

生活面

怖がり、警戒心丸出し

息子は、警戒心が強い子どもでした。

とにかくものすごく怖がりで、ちょうちょが飛んでいても、

息子
息子

ぎゃー

と大騒ぎ、服にゴミでもついていれば、

息子
息子

虫ー!

と勘違いしてパニック…。お祭りで着ぐるみなどに出会ったら、

息子
息子

帰るー!

と号泣です。

極度の偏食

上記の強い警戒心もあって、息子の偏食傾向は、3歳過ぎてさらにひどくなっていました。

牛乳やチョコレート、一口おにぎり、エビフライなど、食べたことのあるもの以外は決して食べません。よそうお皿も、「牛乳はこのコップ」「コーンフレークはこの器」と息子のルールがあって、違うものに盛り付けるとギャーギャー怒っていました。

トイレも怖い

警戒心のためか、自宅のトイレはいいのですが、療育園のトイレ・外出先のトイレなどは

息子
息子

怖いよー

と、のきなみ怖がって拒否していました。

そのため、トイレトレーニングは一向に進まず、療育園ではおむつを履かせていました。

強い場所見知り

息子は、人見知りはそうでもないのに、やたらと「場所見知り」していました。初めての場所は、そこが遊園地だろうがデパートだろうが、慣れるまでは親にしがみついていました。

光をまぶしがる

息子はまぶしいことがあると、

息子
息子

まぶしい…

と、目をつぶって手でふさいでいました。カーテンから光が差し込んだり、車に乗っているときに日が差していたりするのがとても気になるようでした。

寝つきが悪い、寝起きも悪い

寝つき・寝起きの悪さは、療育園に通い始めてもなかなか変わりませんでした。相変わらず夜眠るのは深夜になってから、昼寝から目が覚めるのにも時間がかかる、という状態でした。

コミュニケーション面

振り向かない

3歳過ぎてもまだ、呼ばれても振り向かない傾向は続いていました。

それでも、2歳で集団療育に通っていたころに比べると、室内で大きな声で呼べば気がつく、くらいには改善していました。

指示に従わない

息子は、ときによって指示に従わないことがありました。

「お皿を片付けてね」「パパにティッシュを持っていってあげて」などと頼むとニコニコと従ってくれるのです。でも、「走らないで!歩いて」「ここに座って」など、息子の意に反する指示には、無視の応対でした。そんなときは、絵を描いて教えると、少しは聞いてくれました。

大人と遊ぶ、一人遊びが得意

息子は、同年代の子がいるとき、まったく関心がないわけではなく、

息子
息子

……

と、そばに寄ってみたり追いかけてみたり、遊びたそうにはしていました。

でも、上手にいっしょに遊ぶ、などということはとてもできませんでした。それよりも、大人と一緒に遊んだり、1人で気に入ったおもちゃで長い時間遊ぶことが得意でした。

すごくケチ…

息子は、なんというか、とてもケチでした。

自分の食べているものは、小さなかけらでも分けてくれません。遊んでいるおもちゃは絶対に貸しません。この「わけっこができない」ことは、私はとても気になっていました。

こだわり・遊び方面

道順にこだわる

療育園に向かうとき、娘を習い事に送るとき、買い物に行くとき…。息子にもわかる目的地に行くとき、道順が違うと、息子はとても嫌がりました。

車での外出中も、うるさいくらいの「息子ルール」がありました。曲がる道に来ると、

息子
息子

どっち曲がる?

と必ず聞きます。対向車がいると、

息子
息子

止まって!

といいます。息子の想定通りに動かないと、後部座席で大騒ぎです。

危険な遊びをする

高いタンスにのぼったり、階段の3段目から飛び降りたり、電子レンジに入ろうとしたり…。息子は危ない遊びを好むところがあり、目が離せませんでした。

並べる遊び、分解する遊びが好き

発達に偏りがある子どもにはよく聞く話ですが、息子も「ミニカーを整然と並べる」とか「積み木を1列に並べる」という遊びが好きでした。

そして、完成しているおもちゃのパーツを外してばらばらにすることも好きでした。

電車や車のおもちゃを、寝そべって眺めるのも好き

電車をレールで走らせたり、ミニカーを床で走らせたりするときに、息子は必ず寝そべって、すごい横目で眺めることも好きでした。

タイヤを見ていたのか、おもちゃの横側を見ていたのか、よくわかりませんでしたが…。お気に入りの乗り物図鑑も、ページにほっぺたをくっつけて、横目で眺めたりしていました。

発達検査中の息子の様子

発達検査を受けている最中の息子の様子を、以下にまとめました。

先生の質問は、基本無視…

息子は、先生からの問いかけには、「無視」する態度を多くとっていました。

検査の部屋に入るときは、多少警戒しながらもそれなりにすんなり入ったのですが、検査が始まると先生の質問は聞こえていないかのようにふるまって、おもちゃを投げたり、外を眺めたりしていました。

とくに「~~して」「~~をやってみて」といった指示には、ほぼ聞く耳持たず、という感じでした。

質問の仕方を変えると、できるものもあった

息子は、「〇書こうね」とか「積み木を、同じ形につみかさねようね」とか、そのような「普通の」問いかけでは全く無反応でした。それを見た先生が、息子の興味関心に合わせて問いかけの仕方を変えてくれました。

  • 〇を書こうね→クルっと、車の通る道路を作ってみよう
  • 積み木でこの形を作ってみて→積み木で、トラックを作ろう

といった感じです。すると、息子はあまり気の乗らない様子ではありましたが、指示された作業をそれなりにこなせました。

色・モノの名前はきちんと答えられた

絵カードなどを見ながらモノの名前を答えたり、色の名前を答えたりする課題には、息子は喜んで取り組み、ほとんど答えていました。

でも、例えば「入れるものはどれ?」(正解は器の絵)といったさらに応用的な質問は、困った顔で机の下に突っ伏して、答えたくない様子でした。

泣き顔の絵カードを見ると、ひどく嫌がって検査を拒否

人の表情を使った課題もありました。

しかし息子は、泣き顔の絵カードを見るなり、表情をこわばらせて逃げました。こうなると、もう検査どころではありません。その課題はまったく検査できません。

そんな「課題自体の拒否」の場面が、2~3度ありました。

短期記憶の問題は、ものすごくできた

短期記憶の検査課題は、完全に回答できていました。いくつか無関係の課題をやり終わった後に同じ質問をされても、完璧にこたえていました。

娘が大きくつまづいていた「短期記憶」に関しては、息子は問題を抱えていない様子でした。

身体能力の検査は、スムーズにできた

「ジャンプ」や「片足立ち」などの身体機能の検査は、比較的スムーズにクリアしていました。

息子の発達検査の結果;境界域

検査結果

1か月後に返された息子の発達検査の結果は、以下の通りでした。

なお、発達指数は個人情報のため、すべておおよその数値にぼかして書いています。
また、体調やその日の気分、受ける環境などでも、発達指数は変化するものです。
また、発達指数や知能指数だけでは、本人の特性や傾向を見極めることはできません。
成育歴や困り感の把握のための観察などが、最も重要になります。
あくまでも、このような数値の例もある、という参考としてご覧ください。
全領域;発達指数 平均より低い
姿勢・運動:発達指数 平均
認知・適応:発達指数 平均より少し低い
言語・社会:発達指数 平均よりかなり低い

全体的な発達の水準は、境界域にあります、と書かれていました。

姿勢・運動面は、年齢相応。認知・適応面は、3歳までの課題は大体クリアしたものの、指先の不器用さが見られました、とのこと。

言語・社会面は、

  • するべきことがはっきりしている課題は、きちんとできた。
  • しかし拒否した課題も多く、理解できているかの確認ができなかった
  • やりたくない理由は、質問者から何を求められているかわからないこともあると思われる。

ということで、コミュニケーションの難しさが顕著である、ということでした。

発達検査の結果から読みとれること

娘の発達検査や知能検査の経験があったので、発達検査の意味も、検査の数値は成長によって変わっていくことがあることも、私は知っていました。

検査結果について、そして息子のこれからについて、先生ときちんと話ができたことは、息子にとってはとてもいいことだったと思います。

しかし、検査の結果自体は、娘の数値より低いものでした。「発達検査は、結果ではなく、そこから読み取れる傾向が大事」とわかっていたはずですが、「境界域」の言葉に、やはり私はショックを受けました。

境界域、つまり境界領域知能とは…?
知能検査などでの、知的障害に関する評価の一種です。

  • IQ35未満→重度知的障害
  • IQ35~50→中度知的障害
  • IQ50~70→軽度知的障害
  • IQ70~85→境界領域知能

と分類されます。
境界域とは、明らかな知的障害とはいえないまでも、その判断のボーダーラインにあり、場合によっては理解と支援が必要なレベルです。

参照元;発達障害とは 発達障害の医学的理解と支援の実際
公益社団法人 発達協会(最終閲覧日:2018年12月27日)

言語分野が顕著に低い

息子の発達検査の結果の中で、とくに際立っていたのは(領域別)言語・社会の数値の低さでした。この領域別指数だけなら、軽度知的障害に区分される数値でした。

息子は発達検査のとき、先生の質問は、基本無視で、先生に指示されたことをほとんどできませんでした。そのため、きっと数値は悪いだろうなあ…と思っていました。ですが、実際に低い数値を前にすると、私はやっぱり落ち込みました。

私の可愛い息子に、

みどり
みどり

知的障害があるかもしれない…

と思うことは、とても悲しい気持ちでした。そうではない、とわかっていても、息子の将来が閉ざされたような気持ちでした。

自分の中に、障害というものに対して、まだまだ偏見やわだかまりがあるのだ、と痛感しました。

コミュニケーション能力に問題が?知的に問題が?

先生とは、「息子の発達傾向について」と「今後の目標」について、長い時間お話をしました。とくに私が気になっていたのは、

息子の「言語・社会」分野の低さは、どこに原因があるのか
本当に理解できなくて従わないのか?
理解しているのに従わないのか?

ということでした。

数年前、娘に関しては、「短期記憶に弱い部分がありそうです」と、発達検査で早くから指摘してもらえました。それが療育の方針や道すじを見極めるのに、とても役に立っていました。

みどり
みどり

娘と違って、短期記憶には全く問題なさそうなのに…。

それなのに、娘よりも意思疎通が難しいのは、いったいどうしてなの?

私は娘のときと同じように、息子に関しても、息子の困難の「背景」「理由」を早く知りたかったのです。

先生は、窓から遠くの線路をながめながら、

息子
息子

見てみて、電車が2両来たよ!

と数えて喜んでいる息子を見ながら、

もし発達に遅れがあると、領域別項目の全体に、等しく数値の遅れがみられることが多いんです。

でも、息子くんはできることとできないことの数値の差がすごく大きい

今も数を数えているし…。

言語に関しては、今後の発達の予測は難しいです。

ある程度意思疎通が取れるようになると、課題に取り組めるようになりそうだからです。

発達の遅れ、というより発達の偏りの問題だと思います。

息子くんは、とくにコミュニケーション能力に、とても困難を抱えていると思います。

とおっしゃいました。

コミュニケーション能力に問題を抱えている

聞かれていることの意味が分からない

納得できないので、質問に答えず、指示に従わない

という状態なのではないか、ということでした。

コミュニケーション能力、どうしたら伸びていくのか…

息子の発達検査を受けて、私は息子の今後の療育について、深く考えるようになりました。

息子の療育で、目指すべきゴールはどこなのか。コミュニケーション能力とは、どこが偏っていると低くなるものなのか。私たち親は、これから息子のどの部分を伸ばしてやったらいいのか。

なかなか答えは出せませんでした。

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