凸凹な特徴があらわになった2歳児健診で、集団療育を勧められる~息子のこれまで③

2歳児健診で引っかかってしまい、療育を提案された発達障害の息子 息子の発達
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1歳半検診で「集団生活が難しい子かもしれない」と指摘された息子。

それでも息子は、発達障害の診断済みの娘が小さかったころとは全く違いました。そんな活発で元気いっぱいの様子に、

みどり
みどり

そうはいっても、『発達障害』というほどじゃないよね…。

ちょっと頑固なだけだよね…。

と、私はそこまで深刻に考えないように過ごしていました。

しかし、2歳児健診で、息子はまたしても違和感を指摘されることになりました。

今回は、発達障害の可能性があり療育中の息子の、2歳児健診での様子と、療育をすすめられたことについてまとめていきたいと思います。

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2歳児健診で引っかかったときの息子の特徴

1歳半検診で、「違和感」を指摘された息子。それでも私から見ると、ボールや砂遊びが好きな、よく笑う、ごく「普通」の男の子に見えました。

しかし、2歳になって3か月ほどで行われた2歳児健診。ここで息子は、悪い意味で目立っていました。

みどり
みどり

息子は、やっぱり少し、他の子とは違うかもしれない…

と、私も考えざるを得ない状況でした。

偏食がますますひどく、おやつの試食もできない

1歳過ぎて突然始まった偏食は、このころ改善するどころかひどくなる一方でした。

「食事」自体に拒否感を持ってしまい、座っていることすら嫌な様子。家族と一緒に食卓の椅子に座らせるようにしていたのですが、ものの3分と座らず、すべりおりて逃げていくのです。

1歳で食べていたもの

そのころ積極的に食べてくれていたのは、

・すりつぶした野菜の混ぜご飯
・カレールーの混ぜご飯
・ハヤシソースの混ぜご飯
・ホワイトソースの混ぜご飯
・シラスご飯
・ふりかけご飯

とにかく「コメ」でした。米粒より大きい具材が入っていたら、もうアウトです。

それなりに食べてくれていたのは、

・フライドポテト
・エビフライ

という感じで、「一部の揚げ物」でした。これも天ぷらだったり具材がエビではなくなると食べません。

飲んでいたものは、

・牛乳
・水
・野菜ジュース

でした。麦茶やほうじ茶などは、偏食が始まったころから拒否していました。

そのほか、小さなパンや幼児用のお菓子などは、たまに出すと喜んで食べていました。

小児科で相談する

焼いたり固めたりなど、調理の仕方を変えてみたり、ままごとセットを使ってその気にさせようとしたり、調理する様子を見せたり。私もいろいろな工夫をしましたが、頑として口を開かない息子。

行きづまってしまった私は、かかりつけの小児科に娘の発達外来で行ったついでに、1階の一般外来の主治医の先生に、息子の偏食についても相談してみました。

主治医の先生は、

うーん、確かに偏食はひどいねえ。

 

でもこの子、体格はいいし、まるまるして全然痩せていないし。

今のところは様子見でいいと思いますよ。野菜ジュース飲んでるんでしょ?

保育園に行って集団生活が始まると、食べるようになる子が多いから、まずはそこまで様子見ていいと思うね。

と、今はあまり気にしなくていい、という口ぶりでした。

みどり
みどり

確かにトータルで見ると、炭水化物もたんぱく質も、一応野菜も取れているみたいだし…

と、私は少し安心しました。

2歳児健診で、おやつの試食があった

2歳児健診では、食育の一環として手作りのおやつが紹介され、野菜を混ぜた蒸しパンや大学芋などが、試食として出されました。

ここで、息子の「偏食が爆発しました。

とにかく食べたくないのか、泣きわめいて床にひっくり返り、そのまま逃げだして別のテーブルによじ登ってジャンプ。私はあわてて止めさせました。

保健師さんやほかの親御さんたちのあきれた視線。そして、息子の剣幕にあっけにとられている、ほかのこどもたちの顔。

私は係の保健師さんにおわびを言って、息子をかかえて試食会場から逃げました。

でも、周りでも、偏食気味のこどもは、けっこういた

2~3歳児で偏食気味」という悩みはそれなりに多いようです。私の知り合いの中にも、何人もいました。揚げ物大好きでそればっかり、とか、野菜はなかなか食べてくれない、とか、モズクしか食べない、とか。

娘の習い事のママたちに相談しても、「うちも偏食あったよ~」「2歳って、イヤイヤ期で、いちばん食べないころじゃない?」「年少さんになれば、食べるようになるよ~」と、慰められたものです。

ただ、食べられるものの種類が、こんなに少ない子は、あまりいませんでした。そして、食べ物を拒否するときの癇癪が激しいことも、私は気になっていました。

またしても、質問に答えない

1歳半検診と同じように、2歳児健診でも、保健師さんによる発達の観察がありました。

息子は、またしても保健師さんの質問に答えられませんでした

1歳半検診と同じ様子で、「質問の答えがわからない」のではなく、「答えるのが嫌」という様子でした。

「積み木をまねして積もう」「色鉛筆で〇を書いてみよう」など、おもちゃを使った課題は、なにか不審そうな表情ではありましたが、一応きちんとやっていました。

ところが、「絵を見て答える」ような課題で保健師さんが絵本を取り出すと、息子は顔をそむけて走っていってしまいました。連れ戻しても、やはり質問は無視します。

なんだか、

みどり
みどり

1歳半検診のデジャブか?

と思うような光景でした。

ジャンプや走るなど、運動検査は問題なし

身体測定、一緒に行われた歯科検診、それに運動能力の観察などは、まったく問題ありませんでした。「ジャンプ!」「手をぱちぱちしようね」とやってみせる保健師さんに、息子は満面の笑みで、まねをして答えていました。

言葉自体は年齢相応

好きな分野の言葉は、どんどん覚える

息子が言える言葉の「数」自体は、2歳という年齢相応でした。

「ママ」「パパ」「ワンワン」「パン」「ぶーぶ(車)」「かんかん(踏切)」「ろりろりろー(ホイールローダー)」「ピーポー(救急車)」「わーちゅちゅ(消防車)」「ビーカー(ショベルカー)」など、あまりうまく言えてはいませんでしたが。

それでも、覚えたてのたくさんの言葉を、回らない口調で話す息子は、かわいくてたまりませんでした。

電車や建設用重機、車など、好きなものに関する言葉は本当によく覚えていて、幼児の記憶の良さには、親として驚いたものです。

しかし、一方的なコミュニケーション

しかし「こんにちは」「バイバイ」などあいさつは、相変わらずでてきませんでした。バイバイは、手を振ることすらしませんでした。

2歳児健診の時、ほかのお子さんのなかには「ちょうだい」が言える子がたくさんいました。

息子は「ちょうだい」も言えませんでした。ダンスなどは喜んでマネするのですが、「あいさつ」はかたくなにマネをしませんでした。

お名前を呼ばれて、「はーい」と手をあげる子もいました。息子とのあまりの差に、私は衝撃を受けました。

簡単な指示には従える

難しめの指示でも、理解はしている

息子は「ティッシュをここに持ってきて」などの簡単な指示には、従うことができました。2歳児健診の時も、この「指示に従うこと」に関しては、きちんとクリアできました。

家では、「引き出しの中のお皿を持っておいで」「スプーンとコップも必要だから、出してきて」など、わりと高度な指示でも、すらすらと従うことができていました。発達障害の診断がついている娘が、3歳を過ぎても出来なかったことです。

しかし、やりたくないことはやらない

息子は同じように指示されたことでも、やりたくないことはやらない子どもでした。

例えば、「ご飯だから、イスに座って」とか「靴下を履くよ」などといっても、まるで聞こえないようなそぶりでした。聞こえていないのか、と思って、目の前にまわりこんでしつこく言っても、目線を外されてしまいます。そしてすぐに走っていってしまいます。

とにかく、食事と身辺自立に関することは、やりたくない、という様子でした。

「やりたくないこと」の「やりたくない理由」は、私にはさっぱりわかりませんでした。やりたくないことの傾向は決まっていましたが、「今日はとくに、風呂全般を拒否」「今日は着替えでひどい癇癪」という感じで、度合いは日によってころころ変わったりしました。

睡眠リズムが整わない

夜寝ない、昼寝は起きない

息子は、寝つきが悪く、深夜12時をまわっても寝ない子どもでした。半面、寝起きも悪く、昼寝では起こそうとしても4時間でも5時間でも眠っていました。

2歳児健診では、息子の検診時の行動だけではなく、この睡眠時間のバランスの悪さにもチェックが入りました。発達に偏りがある子には、普通ではない睡眠」という特徴がみられることがあるからです。

整えようと試行錯誤してみたけれど

睡眠の問題に関しては、保健師さんからも、知り合いの先輩ママさんたちからも、さんざんアドバイスをもらっていました。

「なにがなんでも起こして、遊んであげたら起きるよ」「夜早く寝ないと、大きい子にならないよ」「絵本読んであげたら寝るでしょ」「外遊びが足りないんだよ」などなど。

たしかに娘の時には、私も諸先輩方と同じような方法をもちいて、生活リズムを整えたものです。

ですが、息子にはなかなか通用しませんでした。例えば昼寝は、無理やり2時間ほどで起こしても、眠りたりない息子は、その後2時間近くも転げまわって泣きわめいているのです。1週間以上試しても、なにも変わりませんでした。息子のあまりの体力に、こちらが音をあげてしまいました。いろいろな方法を試しましたが、どれも似たりよったりでした。

私が、軟弱すぎたのでしょうか…。

2歳児健診だから、「イヤイヤ期」では…?

「イヤ」という言葉自体は、出ていない

どうにも難しい息子。この難しさは、いわゆる2歳での「イヤイヤ期」なんだ、とそれまで私は思っていました。

ADHD主に不注意&自閉症スペクトラムの娘の子育てでは、私は結局「イヤイヤ期」を体験しませんでした。そんな我が家にも、ついに「イヤイヤ期」が到来したのだろう、と喜ばしく思いながら、息子の相手にへとへとになっていました。

しかし、「イヤイヤ期」のはずなのに、イヤ」「ヤダの言葉は、出ていない息子。「イヤだ」と息子から言われないことに、私は違和感を感じていました。

拒否ではなく、無視?

2歳児健診で感じたのは、「息子は、拒否ではなくて、無視しているのではないか」ということでした。

ほかの子は、「やだやだー」「○○ちゃん、やる」と、親御さんのアプローチに対して自己主張をしていました。息子は、自己主張しているのではない、ただただ自分のやりたいようにやっているんだ。私はそう感じました。

親の言うことは理解しているように見えるのです。なのに、時に、親の言うことを聞こえないかのようにふるまうのです。

息子は「理解すること」と「従うこと・従わないこと」が、結びついていないのかもしれない。そんな気がしました。

再面接の結果、集団療育をすすめられる

療育園の先生の再面談

息子の試食会場での様子、保健師さんの観察時の様子、睡眠の問題などがチェックされた息子。1歳半検診と同じように、療育園の先生の再面談を受けることになりました。

半年前と同じ面談室で、同じく顔見知りの療育園の先生が、遊んだり質問したりしながら、息子をじっくりと観察してくれました。

そして先生は、

息子くんは、できることもたくさんあるけど、ちょっと変わっているところもたくさんある。

お母さんはもう、知識も経験もつんできた人だから単刀直入に言わせてもらっちゃうけど…。

息子くん、療育に通ってみたらどうかな

と、真剣な表情でおっしゃいました。

私は、言葉が出ませんでした。

先生は続けて、

この後、息子くんはぐんぐん伸びて、取り越し苦労だったね~、っていう話で終わるかもしれない。

それとも今後も偏りがあって、もっと療育が必要かもしれない。

子供の発達って、本当に、先のことはわからないのよ。

みどり
みどり

…。

 

でも、たとえ定型発達の子だったとしても、療育を受けることでマイナスになることはないんだよね。

むしろ、普通の子だったとしても、療育はいい影響になるんだよ

来月から、どうだろう?

と、提案してくださいました。

療育を勧められた時の、親としての気持ち

みどり
みどり

そうか、療育に、行かなくちゃいけないのか…ホントに?

それが、最初の感想でした。

 

娘よりも、ずっとしっかりしてるのに。

言葉だっていっぱい知ってるのに。

こちらの言うことも、ちゃんと理解しているのに。

 

息子の状態とこれまでの経験から、療育をすすめられるだろう、とわかってはいましたが、本音は、

みどり
みどり

息子は発達障害じゃない。ちょっと変わってるだけなのに。

でした。

 

息子は私にとって、介護という「人生勉強の牢獄」から、私を救い出してくれた救世主でした。

不育症治療のかいあって、期待通りに元気に生まれてくれたヒーローでした。

私は、息子がかわいくて仕方がありませんでした。息子が「普通ではない」といわれることは、正直受け入れがたい気持ちでした。

 

それに私は、娘の療育や小学校生活を通して、発達に偏りがある子どもの日々のつらさを、知識としても経験としても、もう、それなりに知っていました。

息子もこれから、いばらの道を歩むのだろうか。そう考えるだけで、気持ちが重く沈みました。

 

でも私は、先生が私を信頼しているから、はっきりと伝えてくださったのだ、ということも、よくわかっていました。

先生が認めてくださった通り、私はもう、

  • 早期療育の大切さ
  • 療育がどんな子にとってもプラスになること

を、ちゃんと知っていました。息子の現状を認めがたい気持ちであっても、療育には行かなくてはいけない、そう思うしかありませんでした。

私は先生のすすめに従って、息子の療育に申し込みました。

ここから療育がスタートしたことによって、私は息子の「集団の中での難しさ」を実感として知っていくことになりました。

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