畳まない!ADHDの娘でも片付けやすく出しやすく。服のクローゼット収納も、放り込みと引っ掛けで視覚的明瞭化を

クローゼットも放り込みと引っ掛けで整理整頓を目指す娘 娘の発達
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机まわりの学用品などの片付け・整理整頓が苦手な娘。当然というか、「服の片付け・整理整頓」も苦手です。

パジャマを脱いで園児服に着替え、靴を履いて出かける…そんな「身辺自立」すらおぼつかなかった、保育園時代の娘。

娘

ママ、着せてくれてありがとう!ママ優しいから大好き!

と、愛らしくお礼が言える、それだけが救いでした。「タオルをたたんで、お手伝いする」とか「脱いだパジャマをしまう」とか、そんなハイレベルなことはとても無理でした。

小学校に入学しても、毎日の登校前に、

  • パジャマを脱ぐ
  • 母が選んだ服を着る

というくらいがやっと。「自分で、気候や行事に合わせて服を選ぶ」とか「洗濯したものをしまう」などは、もう難易度が高すぎました。

そして何度教えても、「靴下がどこに入っているか」「Tシャツがどのタンスにしまってあるか」など、着るものの所在地も覚えられません。タンスにラベルを貼ってみても、ラベルを読み終わる前に「今、着替え中」であることすら忘れる娘。衣類の管理は、完全に私でした。

そんな娘も、もう小学校高学年。心身ともに、少しずつ大人びてきている娘に、

みどり
みどり

パンツからハンカチまで、ママが用意してやって…

ボタンをはずしてパジャマを脱いで、シャツを着るのすら手伝ってやって…

やっぱり、よくない。

自分で服を管理する方法を見つけて、練習させなくては!

と、最近の私はかなり危機感を持っています。娘が年頃になったとき、着替えくらいは親に気兼ねせずにしたくなるのではないかと思うのです。先のことはわかりませんが…。

しかし、娘が「自分で服を管理する」ということは、そう生やさしいことではありません。一般的な服の整理整頓である、

  • しわにならないように畳んで、タンスにしまう
  • タンスから目的の服を取り出して着る

などということは、発達凸凹の特性をたくさん持っている娘にとっては本当に難しく、苦痛を伴うこと、といった調子なのです。しかし、試行錯誤していく中で、娘にも無理せず服の管理ができる方法が、最近ようやく見え始めました。それが、

  • ハンガーにひっかけ収納
  • 引き出しに放り込み収納

という方法でした。たどり着いてみたら、娘の「学習机の整理整頓の方法」と同じだったのです。

今回は、娘の衣服の管理・整理整頓について考えてみたいと思います。

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ADHD不注意&自閉症スペクトラムの娘は、服の管理も苦手です

娘はADHD不注意優勢&自閉症スペクトラムと診断されています。そして、

  • 気が散る
  • 不器用
  • 忘れる

という特性で困っています。そして、

  • 上手に畳めないしまえない
  • 服をどこにしまったか忘れる
  • 探しているうちに、着替えること自体を忘れる

ということになり、服の管理が難しいです。この娘の問題点を改善するポイントは、

  • 服が、見て把握できるようにする(視覚的明瞭化
  • 不器用でもできる方法をつかう

の2つでした。このポイントを踏まえて、我が家で娘に使っている方法が、

  • トップスは、ハンガー掛け・ずらっと並べる
  • 下着と靴下は、引き出しに放り込み
  • ボトムスは、巻いて放り込み

です。

服の収納、まずは片づけやすく出しやすい「ゾーン」を見極めよう!

収納や片付けでは、

母Aさん

引き出しの中は、どう整頓するの?

タンスには、どんなふうにしまえばいいのかな?

ということを考える前に、

みどり
みどり

収納場所を、どの場所に、どの高さにするか

が、まず大事になります。片づけやすく出しやすい「ゾーン」を、見極めるのです。

「使いやすく動線のいい場所・身長にあった高さ」にクローゼットがあれば、楽で、いい気分で片付けができ、それが「片付けの継続」につながります。

人間が使いやすい高さや奥行きは、「しゃがんだり背伸びしたりせずに、手を伸ばして届く範囲」です。下図のゾーンです。娘の衣類は、主に娘のゾーンの中に収まるように管理しています。

娘の使いやすいゾーンに合わせた服の収納

娘の服のゾーン。一番使いやすい高さに設定することで、面倒がらずに片づけてほしい…。

下の段は、息子の衣類やおむつを収納しています。

目線の高さ;ハンガーにかけた服を並べて

トップスはハンガーに引っかけて、目線の高さにずらっと並べて収納しています。目線の高さに並んでいることで、服が見やすく、選びやすくなります。

ひじから手先の高さ;引き出しで、下着とボトムスを管理

下着や靴下・ボトムスなどはくるっと丸めて、引き出しに放り込み収納しています。しゃがまずに使える高さの引き出しなので、出し入れも楽で選びやすいです。

トップスは、ハンガーひっかけ収納

トレーナーやTシャツなどのトップスは、ハンガーにひっかけて並べてかけ、一目で見渡せるようにしています。ジャージなどの上下がセットになった服は、セットでハンガーにかけています。

ハンガーにかけてずらっと並べたadhdの娘のトップス

ずらっと並んだ娘のトップス。もう少しスキマが開いていると、さらに見やすく取り出しやすいんですが…。

畳まなくてもいい

ハンガー収納のよいところは、畳まなくてもいいことです。

娘はとても不器用で、服を「きちんとたたむ」のが苦手です。苦手というより、

娘

とても苦痛…

と感じるんだそうです。頑張って畳んでもあちこち折れ曲がっていて、着るときにはしわだらけです。でもハンガー収納なら、「洗濯して乾いたら、そのまましまえる」のです。

娘

着ようかな…

と取り出してみて、

娘

やっぱりこっちにしよう。

とクローゼットに戻すときも、一手で戻せます。

ずらっと並んだ服は、一目で見渡せる

同じ高さにずらっと並んだ服は、一目で見渡せます。どんな服があったか一目見て思い出せるので、季節や天気に合った服が選びやすいです。何しろ、半そでしか見えなければ、真冬でも半そでを着てしまう娘なので…。

ハンガーのメーカーを統一すると、肩の高さもそろい、さらに見やすいです。

空いたハンガーは、同じ部屋の物干しざおへ

服をとった後、空いたハンガーをかける場所が遠いと、すぐに散らかってしまいます。我が家では、娘のクローゼットエリアを洗濯物を干す和室の一角にしています。なので、娘は1歩振り向けば、物干しざおに空いたハンガーをかけられます。

しかし、空いたハンガーをかけずに床に落としたまま、忘れてしまうこともしょっちゅうです…。

下着類は引き出しへ、ざっくり放り込み収納

下着・靴下類は、使いやすい高さのプラスチック引き出しに、丸めて放り込み収納しています。手ごろな大きさの箱を1つ入れて、「下着類」と「靴下」をざっくりエリア分けするようにしています。

adhdの娘が下着・靴下を放り込みやすいプラスチック引き出し

下着や靴下などの引き出し。Fitsシリーズは頑丈で使いやすいです。カゴよりもこぼれず収納できて引きも軽いのが、プラスチック引き出しの利点です。

畳まなくてもいい

下着・靴下は、折れ曲がって畳みじわがついてしまっても、そんなに不都合はありません。なので、娘には「とりあえず引き出しに入れたら、片付け合格」という基準にしてあります…。

もっと小さいころは、1アクションでしまえるようにと、引き出しではなく「かご(箱)」に放り込み収納していました。しかし、不器用な娘は「かごからはみ出さないように、入れる」ということすら難しい状態でした。

引き出しは「開けて、閉める」という2アクションが余分にかかります。でも、引き出しの方が「カゴに入らずにパンツが転がってる」というミスは減るようです。

下着と靴下、同じ引き出しなら着忘れない

私には理解できないことですが、娘は「下着」と「靴下」が同じ引き出しに入っていないと、どちらかを着忘れます…。だいたい靴下です。

感覚の鈍麻が一部あるのか、寒くても靴を履くときでも「靴下を履き忘れている」ことに気がつきません。下着と靴下が同じ引き出しに入っていることで、着忘れるミスは減ります。

引き出し奥は、ストックや予備など

我が家のプラスチック引き出しは、Fitsシリーズのクローゼットサイズです。奥行きがそれなりにあり、クローゼットのデッドスペースになりそうな奥の方まで使うことができます。

いつも使うのは手前側だけなので、引き出しの奥の方には下着と靴下の予備・ストックなどを入れています。

ボトムス、パジャマも引き出しへ、巻いて放り込み

ボトムスやパジャマは、下着と靴下の下の引き出しに、くるっと巻いて放り込み収納しています。最近は、ざっくりたたむくらいはできるようになりました。

下着と靴下の引き出しより、1段階深めの引き出しを使っています。

adhdの娘がボトムスやパジャマを放り込み収納しているプラスチック引き出し

ボトムスやパジャマは、丸めて引き出しに放り込み収納です。クローゼットサイズの引き出しは奥行きが深く、季節外のモノを奥にしまえて衣替えが楽です。

畳まなくてもいい

ボトムスも、普段はジャージや綿パン、ジーンズが主なので、折れじわはそんなに気になりません。パジャマはまったく問題ありません。なので下着と靴下の引き出しと同じく、「引き出しに入れて、閉めたら合格」ということにしています。

引き出し奥は、季節外のモノ

引き出しの奥は、季節外のボトムスをしまっています。

例えば冬でも、身体測定のときには夏の半ズボンが必要だったりします。急に暑くなったり寒くなったりすることもあります。引き出しの奥に季節外のものを入れておけると、急に必要になった時に便利です。

参考にしたのは、視覚障害だった義理の祖母のクローゼットでした

私が娘のクローゼット収納を工夫するために参考にしたのは、以前介護のために同居していた夫の祖母のクローゼット収納でした。

夫の祖母は視覚障害1種2級の手帳を持っています。ごくわずかしか見えないのです。

でも彼女は、おしゃれが好きで、お化粧も好きで、びっくりするほど服を持っていました。そしてその膨大な服を、家族にやってもらわずに自分で管理することにこだわっていました。

目の不自由な祖母が、自分で服を管理するために使っていた方法が、

  • トップス・スカート・ワンピースは、すべてハンガーにひっかけて収納
  • 下着やズボンは、丸めて引き出しに放り込み収納

だったのです。私は、

みどり
みどり

服や下着は、きちんと畳んで引き出しにしまう。

みどり
みどり

ハンガーにかけておくのは、スーツやお出かけのワンピースだけ。

と、小さいころから教えられてきました。なので、夫の祖母の衣類収納を始めて見たときは、本当に衝撃を受けたものです。でも、彼女の「下着なんかたたまなくても大丈夫よ~」という「合理的な収納法」にすっかり感化されて、娘のクローゼットにも取り入れています。

固定観念に縛られる必要はないのです。大切なのは、「娘が自分で衣類を管理できる」ように練習させることなのですから。

コメント

  1. 太郎 より:

    こんな親がほしかった…と大量の洗濯物を尻目に思うのであった…

    • みどり より:

      太郎さん
      コメントありがとうございます。
      なんだか恐縮です…。
      洗濯物は、洗うのもさることながら、干す畳むしまう、がほんとうにおっくうですよね。